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日本人正規留学生のいま

こんにちは。当社では6月2日~10日にかけて海外大学を卒業予定の方を対象にアンケート調査を行いました。コロナ禍の中で留学先に留まる人、帰国を余儀なくされた人といった多くの方々の答えから見えてきたのは「状況が落ち着き次第、早く留学先に戻りたい」というものでした。交換留学とは異なり、正規留学生は入学から卒業までを日本から遠く離れた海外で過ごすことになります。なかなか伺い知ることが出来ない彼らの現在の状況を紹介します。

◎アンケート名称:「【正規留学生対象】コロナウイルスの海外留学への影響に関するアンケート」
◎調査期間/2020年6月2日~6月10日
◎調査方法/オンラインアンケート
◎調査対象/2020年4月~2022年12月の間に卒業予定の正規留学生
※調査時点 ※正規留学:海外の大学を卒業予定の学生
◎有効回答数/121件

判断が分かれる「帰国か否か」

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正規留学生の帰国状況については、約半数が留学先の国(海外)に留まるものの半数の学生は日本への帰国を余儀なくされています。特にアメリカ・カナダといった6月=休暇シーズンの国では、多くの学生が帰国していました。(国別の学事日程については以下記事を参照ください)

なお帰国済の学生に「留学先へ戻る予定時期」を伺った所、帰国時期を「8月中」「9月中」と答えた学生は約43%となりました。状況さえ許せば、休暇が終わり次第、留学生先へ戻りたい…そんな様子が伺えます。一方で33%の方が「未定、または2021年1月以降」と答えています。感染の急拡大など予断が許さない状況下で具体的に戻るタイミングを予測することは困難だということでしょうか。

決して主流ではない「オンライン授業」

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感染拡大に伴い、世界の主要都市では都市封鎖(いわゆるロックダウン)が行われ、多くの大学の講義がオンライン経由で受講することになりました。このオンライン授業の対応終了時期についても伺っています。約半数の留学生が年内いっぱいを目処にオンライン授業を受講するようです。当社の調査対象は国を問わない結果となりますので、参考までにアメリカの状況についてまとめた記事を紹介します。

Here’s a List of Colleges’ Plans for Reopening in the Fall

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この調査によると秋以降、全米の大学の約60%は対面授業を予定しているとのこと。オンライン授業を予定しているのは約8%と少数でした。ちなみにHarvard UniversityやUniversity of California at Los Angelesは”Planning for online”、Massachusetts Institute of Technology(MIT)、Stanford Universityといった大学では” Proposing a hybrid model(オンラインとオフラインの併用)”を予定とのことです。

感染拡大に伴い、オンライン授業への移行が一時期メディアで取り上げられる事が多かったせいか「多くの大学で授業はオンラインを通じて提供されている」印象を受けがちですが、秋以降は大学ごとで判断が分かれ、結果として「オンライン授業が主流」とは言い切れないようです。

最後に国別の帰国状況をまとめておきます。前述の通りアメリカ・カナダは調査時期の6月=休暇時期ということもあって多くの留学生が帰国済の状況でした。一方で授業が行われている地域(オーストラリア・ニュージーランド)では留学先に留まり授業を受けている様子が伺えます(6月は期末テストの時期ですね…)

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正規留学生の大半は留学先で就活に取り組む

時々企業の採用担当の方から「留学生は日本に戻っているんでしょ?」といった質問を受ける事がありました。実情はそんなに単純ではない事がお分かりいただけたのではないでしょうか。ここまでの結果を踏まえて多くの正規留学生は過去同様、日本国内ではなく留学先から就職活動に取り組むのでは…と予測しています。

とはいえ感染拡大防止に伴い一気に普及した「オンライン化」は就職活動でも同様です。元々日本から遠く離れた留学生はSkype等のオンラインツールの活用に慣れた方が多くいました。(Zoomの名前も数年前から耳にしていたように思います)

従来は、海外現地を訪問して留学生にアプローチするといったキャンパスリクルーティングが主流でしたが、今後は企業説明、面談をオンライン上で行い、その後の相互理解をface to faceで行うといった「オンラインとオフラインの効果的な併用」が主流になるのではないでしょうか。

採用手法のオンライン化と共に、今後の採用に関して「質を狙う」とした場合、「正規留学生」という選択肢を是非検討に加えてみてはいかがでしょうか?


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