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何故、北海道では外国人採用が必要なのか?

皆さん、こんにちは!グロサイです🦏

 今回は日々全国でグローバル採用を唱えつつ、企業からヒアリングなども行っている私が、「北海道×外国人採用」と色々限定して少し語りたいと思います!

1.外国人採用と北海道との関係性

 1)外国人採用のニーズ?

 外国人採用といえば、今や全国のほとんどの団体で推進しなくてはならない重要事項、といっても過言ではありません。たしかに、「外国人採用」は必要だと分かってはいるけど、、、そもそも何で必要なん?と思われる方が多いと思います。


そこで外国人採用のキーワードといえば・・・??

①「人手不足・後継者不足」
②「インバウンド需要対策」
③「海外進出」

ざっと挙げられるのは上記の3つではないでしょうか?

 2)北海道はどんな地域なのか

 次は目線を変えて、「北海道」の特徴を見ていきましょう。ご存知の通り非常に大きな面積がありながらも、人口は約520万人程度(全体の4%程度)と人口密度が日本で一番低い都道府県です。人口はデンマークやフィンランドに匹敵するものの、2035年には人口100万人減少と予想されております。
(※↓↓いかに北海道が大きいか・・・💦)

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続いて、北海道内総生産の産業別構成比は、
・第一次産業(農業・水産業など)が3.8%
・第二次産業(製造業)が15.5%
・第三次産業(観光関連業)が84.0%です。(平成19年度)
全国平均と比べて第一次、第三次産業の比率が高く、第二次産業、特に製造業の比率が極めて小さいのが特徴です。

 3)実は北海道は外国人採用に相性が良い?

 第一次産業といえば、よく「3K」の代表格として日本人には敬遠されてきた業種が多く「人手不足・後継者不足」がどうしても課題として挙げられます。また、第三次産業といえば②「インバウンド需要対策」でしょう。北海道ならではの雪景色やリゾート地、ウィンタースポーツを楽しみに来る観光客は多く、宿泊者数では全国第3位と日本でも有数の高いインバウンド需要を誇っています。

 つまり、北海道での主力産業は、外国人労働者との相性が非常に良いと言えます。それぞれの分野が成長するために、自ずと外国人労働者を求めるようになったのではないでしょうか。
 実際に技能実習生の多くが第一次産業で働いている事例はありますし、サービス業でも来日観光客と同じ国籍のスタッフが商品をお勧めすれば、喜んで購入していき売上が伸びるという事例もあります。

2.北海道の雇用状況について

 1)北海道には労働者が集まらない?

 とくに都市部から離れる傾向のある、第一次産業や第三次産業の就職希望者は日本人において就職人気は著しく低く、売り手市場が続く以上人手不足や後継者を見つけることに苦戦することは容易に想像がつきます。となると、道内での採用だけでは完結しづらく、他県に採用しに行く必要が出てきますが、果たして他県から北海道へ就職・・・となると需要を満たすほどの人数確保は難しいのが現状です。

 2)実際にどういうふうに外国人を採用をしているのか?

 では、人数を確保するために行っている事例をご紹介させて頂きます。
①就職活動、後半戦の外国人留学生をターゲットにする
②「日本」で働きたいと考えている国外にいる外国人をターゲットにする

以上、2点が勝ちパターンとして挙げられる。

  ①就職活動、後半戦の外国人留学生をターゲットにする

 日本国内の大学に所属している場合外国人留学生においても、日本人と同じく3月から就職活動は解禁されます。ただ採用側はやはり日本人を優先する傾向にありますので、外国人採用は少しペースが遅れます。また、そもそも外国人採用を行っている企業の割合は全体の20.2%(※1)ですし、就職率も32.4%(※2)とされております。

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 つまり、外国人留学生の採用市場は日本人と比較すると未だにブルーオーシャンといえます。ただ、外国人留学生は当初は理想(大都市圏/オフィスワークなど)を描いていますが、後半戦になればなるほど、焦りが生まれます。そこで、北海道や仕事や貴社の魅力を存分にアピールして選択肢を提供してください!
(※1: 『2018年卒 企業 外国人留学生採用状況調査』
調査期間(2017年11月14日(火)~12月8日(金)) 株式会社マイナビ)
(※2:「平成29年度外国人留学生進路状況・学位授与状況調査」
(平成31年4月(独)日本学生支援機構))

  ②「日本」で働きたいと考えている国外にいる外国人をターゲットにする

 後半戦まで中々待ってられないよ!というお声もあるかと思います。そんな場合は、海外現地での採用がおススメです。現地であれば、あくまでも「日本」就職を希望しているので、国内の外国人留学生と比べればハードルは下がります。1回のイベント参加で数名の採用は夢ではありません!

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3.今後の課題と展望

 産業構造上、どうしても単純労働メインの雇用が目立ちますが、今後の日本経済を明るくするためには「特定技能」や「技能実習生」だけに頼らず、「高度人材」を受け入れていき、北海道発のグローバルカンパニーや更なるインバウンド需要の拡充が必要になると考えます。

 そのための足掛かりとなる、外国人や日本人留学生の採用を是非始めてみてはいかがでしょうか!?


次回の記事もお楽しみください。
それでは今週もお疲れサイでした!🦏

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